目の疲れ、不快感はドライアイの可能性がある!

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目が「疲れやすい」や「不快感がある」などの状態が続いている方は、ドライアイの可能性が高くなります。

 

さらに、目がゴロゴロしたり、光が眩しい、物が見ずらいと言った感じがしたら、ドライアイを疑うべきでしょう。

 

ドライアイが重大な病気に繋がらないと思いながらも、目薬をドラッグストアで買って、2~3日も差し続ければ自然に治るだろうと考える方も多いでしょう。

 

しかし、そう簡単にいかない場合もありますから、自分で対処できることは早めに手を打った方が得策です。

 

 

ドライアイの対処


ドライアイは涙の不足による目の表面の乾燥ですから、目薬を差して対処することは間違いではありませんが、一時しのぎと考えてください。

 

ドライアイの対処法は次のようになるでしょう。

 

● 室内の湿度を高くする
冬の空気の乾燥がはなはだしい時には、加湿器などを利用して湿度を高くする。濡れタオルをハンガーに掛けて吊るしておくだけでも効果がある。

 

● 瞬きを意識する
瞬きを自分で意識して行い、目の表面を涙で覆うようにして乾燥させない。

 

● 顔に風を当てない
エアコンなどからの送風が顔に当たることは、目に当たることになり、目の乾燥を早めることになる。

 

● 目元を暖める
目元を暖めることで、マイボーム腺の詰まりが改善され、延いてはドライアイの改善に繋がる。

 

● ディスプレイを凝視し続けない
PCを使う時は、瞬きをせずにディスプレイを凝視し続けることが多なりますから、時々ディスプレイより離れた距離にある物に焦点を合わせることで瞬きが多くなる。
出典:日本眼科学会

 

ドライアイはいずれ治ると思い、目の不快感を放置した時には様々なトラブルが発生すると考えた方が良いでしょう。

 

 

病気から生じるドライアイ


ドライアイが直接的に失明などの重大な病気に繋がる可能性は低いですが、病気が原因でドライアイになることもあります。

 

● マイボーム腺機能不全
・まぶたの縁のマイボーム腺は涙の油成分を分泌するが、機能不全に陥ると油の分泌量が少なくなり、目が乾きやすいドライアイが起こってしまいます。

このようなことから、マイボーム腺機能不全とドライアイの症状は同じと考えられます。

 

● シェーグレン症候群
このシェーグレン症候群は直接的に目とは関係のない自己免疫疾患ですが、症状の一つにドライアイがある難病になり、中年の女性に多く発症しています。
出典:Wikipedia
 

スティーブンス・ジョンソン症候群
薬などが原因となって全身に発疹ができる病気で、症状の一つにドライアイがあります。
出典:Wikipedia

まとめ


ドライアイそのものは、命との関りはありませんから重要視されないことも少ないようです。しかし、重大な病気の症状の一つにドライアイがあります。

 

先ほどお伝えしたドライアイの症状が見られた時には、御座なりにしないで、医療機関を受診するなどの対処を取られた方がよろしいでしょう。

 

 

 

冬場に出る二つの蕁麻疹って何?

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肌がチクチクして赤く盛り上がっている時には蕁麻疹を疑った方が良いですね。

 

少しの時間痒みを我慢して放置しておけば、やがて消えてしまいますから掻かない方が良いです。

 

普通、蕁麻疹と言えば、アレルギー蕁麻疹や非アレルギー性蕁麻疹になりますから、赤く盛り上がった症状が現われた時には食べ物が原因なのか、他の原因なのか、いろいろ詮索してしまいますが、結局分からないということも多いようです。

 

しかし、冬場に現れる蕁麻疹があると言うことを知れば、あの痒み時の蕁麻疹の原因が明らかになるでしょう。

 

アレルギー性蕁麻疹の多くは食べ物を食べ時などにアレルギー反応を起こして痒みが生じますが、非アレルギー性蕁麻疹は接触や刺激などの物理性蕁麻疹と言うことになります。

 

 

冬場の蕁麻疹


冬場に現れる蕁麻疹は、非アレルギー性蕁麻疹の寒冷蕁麻疹と温熱蕁麻疹になります。

 

 

寒冷蕁麻疹


寒冷蕁麻疹は皮膚が急に冷えると起こる蕁麻疹ですから、非アレルギー性蕁麻疹の一つである物理性蕁麻疹と言うことになります。

 

 

< 寒冷蕁麻疹の症状 >


寒冷蕁麻疹だからと言って、特別な症状が出るということではなく、一般的な蕁麻疹と同じように赤いブツブツと腫れ、痒みと言った症状が現われます。

 

現われたの後、2時間もすると蕁麻疹の症状は治まることが多いということですから、長い期間でないのが救われます。

 


< 寒冷蕁麻疹の原因 >


先ほども触れましたが、寒冷蕁麻疹は皮膚が急に冷たくなった時や冷たいものに触れた時などの温度変化によって現れます。

 

例えば、お風呂上りに冷えた脱衣所に入った時や冷たいフローリングを素足で歩いた時などに出る蕁麻疹が寒冷蕁麻疹と言うことになります。

 

寒冷蕁麻疹のメカニズムは皮膚の下の肥満細胞が温度変化という刺激受けることで、ヒスタミンが放出されて痒みなどが生じることになります。

 

 

温熱蕁麻疹


温熱蕁麻疹は寒冷蕁麻疹とは全く逆の原因で蕁麻疹が起きます。

 

寒冷蕁麻疹は皮膚が急に冷たくなることで症状が現われてきますが、温熱蕁麻疹は皮膚が急に温まることで症状が現われてきます。

 

温熱蕁麻疹も寒冷蕁麻疹と同様のメカニズムで起きますから、症状などに違いはありません。

 

 

寒冷蕁麻疹・温熱蕁麻疹の対処法


蕁麻疹が出た場合は、寒冷であろうと温熱であろうと痒い部分をカリカリ、ボリボリ引っ掻かないことです。

 

引っ掻いた部分を傷つけ、雑菌が入って余計な皮膚トラブルが生じる恐れがありますから、痒い場合は痒み止めを塗るようにします。

 

それでも痒みが治まらない場合は医療機関で抗ヒスタミン薬やアレルギー薬を処方して頂きましょう。

 

< 寒冷蕁麻疹・温熱蕁麻疹が起きやすい人 >
寒冷・温熱、どちらの蕁麻疹も次の体質の方が起きやすいと言われています。

 

・寒がりの人
・痩せている人
・鳥肌が立ちやすい人
・血流の悪い人
・肌が乾燥する人
・汗を掻きやすい人

 

 

冬場の蕁麻疹の予防法


冬場に起こりやすい寒冷蕁麻疹や温熱蕁麻疹を防ぐには、皮膚を急に冷たくしたり、温かくして温度差を与えないことです。

 

あらかじめ移動先の部屋や脱衣所との温度差を少なくしたり、フローリングの部屋は素足で歩き回らないでスリッパなどを履くと良いでしょう。

 

 

まとめ

 

蕁麻疹には以上のような寒冷蕁麻疹や温熱蕁麻疹もあります。またその他にも原因の良く分からない特発性蕁麻疹などもあります。

 

そして、原因もさまざまで、症状の強さも人それぞれ違います。

 

痒い時に掻きたい気持ちは十分わかりますが、一度掻いてしまうと掻きむしりたくなり、さらに掻いて患部を悪化させてしまいますから、症状が酷い時には医療機関を受診して適切な指導を受けるようにしてください。

 

 

 

ストレスが原因の咳は治り難い?!

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咳が長い間続き、熱や鼻水、だるいなどの症状が出ていたら風邪と思ってしまいます。

 

さらに風邪が流行している時では、周囲の人に「風邪引きさん」の仲間と思われてしまうかも知れません。

 

会社などでは、「移さないでくれよな!」と言う、顔で見られてしまうこともあるでしょうね。

 

しかし、乾いた咳が1ヶ月も続きながら熱は無く、鼻水も流れて来ないような場合は、心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)の可能性が高いと思ってください。

 

 

心因性咳嗽って何?


心因性咳嗽とは、字を見て察する人もおられると思いますが、ストレスを原因とする咳です。

 

ですから、一般的な風邪にまつわる症状とは違ってきます。

 

ご自分が心因性咳嗽と知らない時には、周囲の方の言動は余り気にしないと思いますが、ストレスが原因と知った時には「やっぱり、そうだったのか!」と、天を仰ぐかも・・・

 

そして、気に障る人が話しかけてきた時には、「あんたがストレスの原因なんや!」と、心で睨んでしまうかも知れません。

 


そんな重い気持ちにならないためにも、早期にストレスを軽減できるように何らかの手を打つ必要があるでしょう。

 

 

心因性咳嗽の症状


心因性咳嗽の症状は冒頭にチョットだけ触れましたが、心当たりのある咳をしている人もいると思いますから、もう少し踏み込んで症状を見てみたいと思います。

 

咳をするからと風邪だけを想像していては、ストレスが原因の心因性咳嗽への対処が遅くなる恐れがあります。

 

● 風邪と心因性咳嗽の違い

 

心因性咳嗽は・・・

 

・熱は出ません。


・鼻水は流れません。


・喉に痛みは生じません。


・喉が腫れることもありません。


・痰が絡むことも、出ることもありません。

 

・・・ですから、風邪の症状とは一線を引きます。

 

 

● どんな咳?

 

心因性咳嗽の咳の状態は・・・

 

・ベタベタ粘り付くような咳ではなく、空っと乾いた咳です。


・咳は日中に出ることが多いですが、夢中で仕事している時などには出ないことが多いです。


・寝ている時には出ません。


・咳止めの薬を飲んで効果はありません。

 

このような状況ですと、人の悪い方は「仮病!?」と、想像するかも知れないです。

 

心因性咳嗽の咳を良く考えると、起きてる時はそれだけストレスに晒されていると言うことになり、ストレスになっている事象が心の隅に息づいていると言えます。

 

ですから、普通の風邪の咳などの症状と違っている場合は、心因性咳嗽を疑ってください。

 

 

心因性咳嗽の対処


何度も記しますが、心因性咳嗽の原因はストレスです。

 

単なる咳と放置していると、原因であるストレスを放置していると同じになり、延いてはうつ病を患うことになる可能性は否定できません。

 

否、可能性が高くなると思った方が良いでしょう。

 

現在、ストレスを原因としてのうつ病が多く発症し、社会問題にもなっていることを考えると、この心因性咳嗽で生じる咳が、うつ病の前触れと捉えることもできます。

 

心因性咳嗽の原因を取り除くことは、うつ病の発症を抑えることに繋がりますから、非常に重要なことです。

 

 

ストレスを解消する


在り来たりのことですが、朝早く起きて散歩をすることは重要です。

 

そして、朝の新鮮な空気を吸って、体全体をリフレッシュすると共に、太陽の光を体全体で受け止めます。

 

これを毎日繰り返すことで、生活にリズム感を取り戻すことができ、ストレスは薄くなっていきます。

 

 

充分な睡眠を取る


日中に受けた様々なストレスは寝ることで薄くなっていきますから、寝酒などしないで早めに布団の中に入るようにします。

 

 

運動をする


適度に運動をすることは体に疲れを与え、入眠しやすくなりますし、ストレス解消に効果があります。有酸素運動にはいろいろありますが、ウォーキングは体への負担も少ないので毎日20分位はするようにします。

 

 

セロトニンを分泌させる


脳内物質のセロトニンを多く分泌させることは、うつ病の改善に効果がありますから、ストレスを多く受けている時にもセロトニンを分泌させることは、心因性咳嗽にも効果があると考えます。

 

セロトニンは先ほど記した太陽を浴びることでも分泌させることは出来ますが、より分泌させるには、セロトニンの材料になるトリプトファンが多く含まれる食べ物を摂るようにすると良いでしょう。

 

 

トリプトファンが多く含まれる食べ物


・牛レバー
・豚レバー
・鶏レバー
ナチュラルチーズ
・ヨーグルト
・大豆
・アーモンド
・カツオ
・ブリ
・秋刀魚

 

 

まとめ


心因性咳嗽の咳はストレスを原因としますから、ストレスが改善できれば咳も消失し、うつ病が発症する可能性も低下するのではないでしょうか。

 

また、うつ病を改善すると言われているセロトニンが増えるとストレスの解消に効果があると考えます。