ストレスが原因の咳は治り難い?!

f:id:sukanena:20171130144041j:plain

 

 

咳が長い間続き、熱や鼻水、だるいなどの症状が出ていたら風邪と思ってしまいます。

 

さらに風邪が流行している時では、周囲の人に「風邪引きさん」の仲間と思われてしまうかも知れません。

 

会社などでは、「移さないでくれよな!」と言う、顔で見られてしまうこともあるでしょうね。

 

しかし、乾いた咳が1ヶ月も続きながら熱は無く、鼻水も流れて来ないような場合は、心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)の可能性が高いと思ってください。

 

 

心因性咳嗽って何?


心因性咳嗽とは、字を見て察する人もおられると思いますが、ストレスを原因とする咳です。

 

ですから、一般的な風邪にまつわる症状とは違ってきます。

 

ご自分が心因性咳嗽と知らない時には、周囲の方の言動は余り気にしないと思いますが、ストレスが原因と知った時には「やっぱり、そうだったのか!」と、天を仰ぐかも・・・

 

そして、気に障る人が話しかけてきた時には、「あんたがストレスの原因なんや!」と、心で睨んでしまうかも知れません。

 


そんな重い気持ちにならないためにも、早期にストレスを軽減できるように何らかの手を打つ必要があるでしょう。

 

 

心因性咳嗽の症状


心因性咳嗽の症状は冒頭にチョットだけ触れましたが、心当たりのある咳をしている人もいると思いますから、もう少し踏み込んで症状を見てみたいと思います。

 

咳をするからと風邪だけを想像していては、ストレスが原因の心因性咳嗽への対処が遅くなる恐れがあります。

 

● 風邪と心因性咳嗽の違い

 

心因性咳嗽は・・・

 

・熱は出ません。


・鼻水は流れません。


・喉に痛みは生じません。


・喉が腫れることもありません。


・痰が絡むことも、出ることもありません。

 

・・・ですから、風邪の症状とは一線を引きます。

 

 

● どんな咳?

 

心因性咳嗽の咳の状態は・・・

 

・ベタベタ粘り付くような咳ではなく、空っと乾いた咳です。


・咳は日中に出ることが多いですが、夢中で仕事している時などには出ないことが多いです。


・寝ている時には出ません。


・咳止めの薬を飲んで効果はありません。

 

このような状況ですと、人の悪い方は「仮病!?」と、想像するかも知れないです。

 

心因性咳嗽の咳を良く考えると、起きてる時はそれだけストレスに晒されていると言うことになり、ストレスになっている事象が心の隅に息づいていると言えます。

 

ですから、普通の風邪の咳などの症状と違っている場合は、心因性咳嗽を疑ってください。

 

 

心因性咳嗽の対処


何度も記しますが、心因性咳嗽の原因はストレスです。

 

単なる咳と放置していると、原因であるストレスを放置していると同じになり、延いてはうつ病を患うことになる可能性は否定できません。

 

否、可能性が高くなると思った方が良いでしょう。

 

現在、ストレスを原因としてのうつ病が多く発症し、社会問題にもなっていることを考えると、この心因性咳嗽で生じる咳が、うつ病の前触れと捉えることもできます。

 

心因性咳嗽の原因を取り除くことは、うつ病の発症を抑えることに繋がりますから、非常に重要なことです。

 

 

ストレスを解消する


在り来たりのことですが、朝早く起きて散歩をすることは重要です。

 

そして、朝の新鮮な空気を吸って、体全体をリフレッシュすると共に、太陽の光を体全体で受け止めます。

 

これを毎日繰り返すことで、生活にリズム感を取り戻すことができ、ストレスは薄くなっていきます。

 

 

充分な睡眠を取る


日中に受けた様々なストレスは寝ることで薄くなっていきますから、寝酒などしないで早めに布団の中に入るようにします。

 

 

運動をする


適度に運動をすることは体に疲れを与え、入眠しやすくなりますし、ストレス解消に効果があります。有酸素運動にはいろいろありますが、ウォーキングは体への負担も少ないので毎日20分位はするようにします。

 

 

セロトニンを分泌させる


脳内物質のセロトニンを多く分泌させることは、うつ病の改善に効果がありますから、ストレスを多く受けている時にもセロトニンを分泌させることは、心因性咳嗽にも効果があると考えます。

 

セロトニンは先ほど記した太陽を浴びることでも分泌させることは出来ますが、より分泌させるには、セロトニンの材料になるトリプトファンが多く含まれる食べ物を摂るようにすると良いでしょう。

 

 

トリプトファンが多く含まれる食べ物


・牛レバー
・豚レバー
・鶏レバー
ナチュラルチーズ
・ヨーグルト
・大豆
・アーモンド
・カツオ
・ブリ
・秋刀魚

 

 

まとめ


心因性咳嗽の咳はストレスを原因としますから、ストレスが改善できれば咳も消失し、うつ病が発症する可能性も低下するのではないでしょうか。

 

また、うつ病を改善すると言われているセロトニンが増えるとストレスの解消に効果があると考えます。

  

 

 

 

 

更年期障害の改善は大豆イソフラボン?ホルモン補充療法?

f:id:sukanena:20171123155716j:plain
 

更年期とは、閉経を迎える前後5年、50歳前後のことですが、この時期は女性ホルモンの分泌が減少し、様々な体調不良が生じてきます。

 

年を重ねて行くと、女性には更年期と言う山が待っており、登り下りには10年を要するということになります。山の高さは症状の度合いと言えるかも知れません。

 

人それぞれ登る山の高さは変わり、登る辛さと言う症状も変わって来るでしょう。

 

例えばその症状は、ほてりであったり、のぼせであったり、冷えだったりしますし、腰痛やめまいが起こることもあります。

 

このような症状は「更年期障害」と呼ばれるもので、長い人では60歳頃まで続くようです。

 

 

更年期障害は女性の誰にでも現れる?

 

更年期と女性ホルモン


更年期は女性ホルモンのエストロゲンの分泌が少なくなる時期ですから、体に様々な変調が起きてしまいます。

 

しかし、更年期障害の症状が強く現れる人がいれば、弱く現れる人、時には症状が無いという人もいらっしゃるようです。

 

どうして同じ更年期でありながら、症状の強さに大きな違いが出るのでしょう。

 

どうもそれは、食生活の違いが大きく影響しているからではないかと思われます。

 

 

更年期障害の症状を軽くする?

 

症状を軽くするためには、エストロゲンの減少を抑えることが必要となるでしょう。

 

これまでのように適当に減少させるのではなく、極めて緩やかに減らすことができれば、症状は強くならないのでは・・・と考えます。

 

 

更年期障害は何時の時代から?


かつての日本の朝食は納豆に味噌汁!

 

これはどこのお家でも定番中の定番で、朝食に限らず、夕食でも食べていたのです。

 

・・・と言うことは、常に女性ホルモンと似た働きのする大豆イソフラボンを摂っていたということになります。

 

更年期障害の原因はエストロゲンの減少になりますから、大豆イソフラボンを多く摂っていた時代では、症状が現われても軽かったと言えるのではないでしょうか?

 

 

欧米の女性の更年期障害

 

欧米の女性は更年期障害の治療にホルモン補充療法(HRT)を行っているようです。

 

日本での普及率はわずか1.7%ですが、欧米では30~40%も高くなっています。

 

それだけホルモン補充療法に頼らなければ、症状強くて毎日の生活に支障が起きてしまうとも考えられます。

  

ホルモン補充療法(HRT)の副作用

ホルモン補充療法の副作用は、次のようなものです。

 

・不正出血
・下腹部痛
・乳房のハリ
・おりもの
・吐き気

 

一時期、乳がんの危険があるといわれましたが、見直された現在ではリスクはないと判明しています。しかし子宮体がんのリスクは高くなると言われております。

 

それでは欧米の女性と日本女性に更年期障害に違いがあると言うのでしょうか?


同じ女性として、体の大きさ以外に違いはないと思います。

 

しかし、違いがあるとすれば食生活です。

 

先ほども記しました大豆イソフラボンの摂取量が、日本人女性と比較すると大きな開きがあると言うことです。

 

米国を例に取ります。

 

米国は大豆の生産量が7300万トン以上と世界一にも関わらず、一人当たりの年間摂取量はたったの40gです。

 

ところが、日本人は8,000gを超えています。

 

この大豆摂取量(男女とも同量の摂取)から、いかに米国女性は大豆を摂っていないかが分かると思います。

 


日本女性と米国女性の摂る大豆量と違いが、延いては更年期障害の症状の強さにも影響を与えていると考えられます。

 

大豆を摂ることは大豆イソフラボンを摂ることであり、大豆イソフラボンエストロゲンと似た働きをして貰えば、自ずと更年期障害の症状も穏やかなものになるのではないでしょうか?

 

 

まとめ


日本女性も食の欧米化に向かうに従い、大豆の摂取量が低下して行くことにでもなれば、更年期障害に苦しむ女性も増加してしまうのではないかと危惧してしまいます。

 

 

 

 

 

 

冬に紫外線対策をすると肌トラブルは防げる!

 

f:id:sukanena:20171116141902j:plain

 

冬は厚い雲に覆われることが多く、日照時間も短くなっております。

 

それでも、紫外線は降り注いでいます。

 

その量は、「微々たるものでしょう!」と、簡単におっしゃる方もおります。

 

 

しかし、夏場の1/3程ですが、紫外線は私たちに届いているのです。

 

この1/3の量が多いか、少ないかは各人の紫外線で被ったトラブルによっても違って来るでしょう。

 

これまで、紫外線によって肌にシミができたりした方にとっては、これ以上シミを作りたくない!肌トラブルはたくさん!と、思う方がほとんどではないでしょうか?

 

 

そして、紫外線対策を急がれることと思います。

 

それでも、時々魔が射したり、ケアを忘れたり、面倒になって御座なりにしてしまった後には、トラブルが生じ・・・

 

「後悔にさいなまれる!」

 

・・・かも知れませんね。

 


山でスキーをしたことがない方、雪遊びをしたことがない方は、良く分からないと思いますが、平地の戻られて数日すると、真夏の日焼けと同じような状態が肌に表われてきます。

 

直射日光からは、紫外線を100%浴び、雪の照り返しからは80%の紫外線を肌に受ける訳ですから、いかに肌が紫外線の危険に晒されているかよく理解できるでしょう。

 

スキーでは頭には帽子、顔にはゴーグルを付けていますから、その時は気付かないと思いますが、やがて「パンダ顔」になっていた!

 

なんてことは、普通にあることなのです。

 

ですから、当然、山スキーなどの遊びをする時には、しっかり日焼け止めクリームを塗布しなければいけませんし、ケアも十分しなければ後悔をしてしまうのです。

 


この山スキーの例は極端ですが、実際普段の生活でも紫外線は十分浴びているのです。

 

そして、紫外線対策をしないでおくと、紫外線UVBは肌を赤くして日焼け状態を作り、紫外線UVAは「ジワリ、ジワリ」と、肌を老化に導いてしまうのです。

 

 

やがて肌に訪れる、シミ、シワ、ほうれい線に慌てふためいて、右往左往しようとも、「後の祭り」状態になってしまったら・・・

 

あなたは、どう「嘆きますか?」


かつては綺麗だった肌が、「ボロボロ」になってしまったら・・・

 

「泣いても・・・」
「悔やんでも・・・」

 

項垂れるだけになってしまうかも知れません。


ですから、やがて訪れる肌老化は致し方ないとしても、できるだけ食い止め、綺麗な肌を長く持続させましょう!

 


夜以外は一年中降り注ぐ紫外線!

 

夜以外は外出しないで紫外線を浴びない!という方法もありますが、あまりにも不健康で、精神衛生上不適切ですから、日中も紫外線対策を十分行って外出するようにしてください。

 

 

冬でも行う紫外線対策!

 

紫外線は、月の光や室内の蛍光灯からも超微量発していますが、ケアするに値しませんから心配はしないでください。

 

紫外線の種類

 

先ほどチョット触れましたが、紫外線にはUVAとUVB、UVCがありますが、肌に届くのが、UVAとUVBになります。

  

● 紫外線UVA(A波)


・女性が最も嫌う「光老化」と言われて紫外線で、ガラスも通す特徴があります。


・肌の奥までジワジワ届き、コラーゲンやエラスチン強い影響を与え、シミやシワの原因になる紫外線です。

 

 

● 紫外線UVB(B波)


・夏の日光浴などで、肌が赤く日焼けする原因がこの紫外線です。


・日焼けすると炎症をおこし、皮膚の表面に水疱が出来るのが一般的ですが、皮膚ガンの原因の一つにもなっています。

 

 

冬の紫外線対策

 

冬は夏場と違い、肌を露出する面積が狭いですが、顔はさほど隠されてはいませんから、日焼け止めクリーム(顔用)は丁寧に塗るようにしてください。

 

 

< 日焼け止め >


日焼け止めには、クリームタイプからスプレータイプまでいろいろありますから、お好みで選ばれると良いでしょう。

 

問題は、紫外線のタイプによって日焼け止めが違うということです。

 

日焼け止めにはSPFPAがあり、共に日焼けを防ぐ強さを表したものです。

 

PA
・紫外線UVAを抑える効果を表したものです。


・[+]の数によって効果の高さを表しますから、PA++++は「効果が極めて高い」になり、PA+++は「」効果が非常にある」、PA++は「効果がかなりある」PA+は「効果がある」になります。

 

SPF
・紫外線UVBを抑える効果を表したものです。


・普通、SPF20は20×20で400分間はUVBの日焼け止め効果があると記載されていますが、これは間違いです。

正しくは、SPF20は肌に何にも塗らない時より20倍多い紫外線量に耐えることを表し、SPF50は50倍多い紫外線量に耐えられると言うことなのです。

 

まとめ

冬はコートなどを着て外出することが多くなりますし、スキーなどに出掛けても日焼け防止は顔がメインになりますから、SPFPA共に数値の低いものでも紫外線を防げると考えます。

 

しかし、その時の状況にもよりますから、日差しが強そうな時には前もって強めの日焼け止めを準備するのも良いと思います。

 

後々の肌トラブルに悩むことがないように、冬でも紫外線対策を十分行うようにしてくださいね。