砂糖の過剰摂取は女性の肌も醜くする?!

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昔から、砂糖は身体に悪いと言われてきました。

 

でも、お菓子の中にはたくさん砂糖が入っていますし、甘くておいしいのにどうして身体に悪いのでしょうね??

 

甘いから虫歯の原因になると、小さい頃から言われ続けて来た方もおられるでしょう。

 

しかし、それは砂糖の悪い面の一部分でしかないようです。

 

もちろん、砂糖には良い面もあります。

 


と言うことから、今回は砂糖の身体への影響を詳しく見て行きたいと思います。

 

 

砂糖って?

砂糖にも様々な種類があります。

 

白砂糖から黒砂糖、グラニュー糖、三温糖、キビ砂糖などがスーパーなどで目にする砂糖になるでしょう。

 

これらの砂糖の中で、唯一ミネラル成分が豊富なのが黒砂糖になります。

 

他の砂糖には、ミネラル成分が含まれていなかったり、含まれていても微量と言う場合が少なくないのです。

 


砂糖にミネラル成分が少ないのが、どう身体に影響を及ぼすのでしょう?

 

 

砂糖に含まれるミネラル成分

小さい子供は甘いお菓子、スイーツ、清涼飲料水が大好きです。

 

もちろん女性も子供に負けず劣らず、甘い物が好きですね。

 

ところが、甘い物に含まれている砂糖を摂るとビタミンやミネラルが消費されるのです。

 

どういうことかと言いますと、砂糖などの糖質は分解されてエネルギーとして使われる時に、ビタミンやミネラルが使われてしまうのです。

 

ですから、甘い物を食べた時にはビタミンやミネラルが不足してしまうのです。

 


不足した分をどこで補うか?と言えば、身体に蓄積されている成分を使うことになります。

 

例えば、カルシウムなどは白砂糖には含まれていませんから、自分の骨や歯のカルシウムを溶かして補うことになるのです。

 


つまり、砂糖が大量に含まれているお菓子類を食べれば、その量に見合ったビタミンやミネラルが消費されますから、身体に不都合が否応なく訪れることになるのです。

 

 

砂糖摂取と身体の不都合

ビタミンやミネラルが消費された時には、どのような不都合が身体に現れて来るのでしょう?

 

先ほどから述べておりますビタミン、ミネラルを見てみましょう。

 


< ビタミン不足の影響 >

 

体内からビタミンB1が欠乏した時には、頭痛やめまい、過労、記憶障害、うつ症状などが現れてきます。

 

このような症状が現れて欲しくない時は、ビタミンB群が多く含まれている玄米や豚肉、野菜などを多く摂るようにします。

 


< ミネラル不足の影響 >

 

ミネラル成分のカルシウムが不足した時には、骨の弱くなる骨粗しょう症を発症するリスクがありますし、子供や年配の方でしたら骨折しやすくなる恐れもあります。

 

カルシウムが含まれる食品には乳製品や小魚、海藻類がありますから、これらを摂るようにします。

 


このように、砂糖を摂ることで逆に失う栄養素が出てくるのですが、これだけではないのです。

 

砂糖には麻薬に匹敵する依存性があるのです。

 

 

砂糖の依存性

甘いお菓子類を食べると、ホットしたことがある方は多いでしょう。

 

このような気持ちになるのは、砂糖にはリラックス効果があるからなのです。

 

ですから、ストレスを感じたり、ストレスが溜まった時に甘いお菓子を食べると安らげると言うことになります。

 

これは口に入れたお菓子の甘みを舌が感じ取り、脳に送られて「セロトニン」と「エンドルフィン」が分泌されます。

 

この二つの神経伝達物質ストレス解消と、リラックスを与えますから、甘いお菓子をさらに食べたくなってきますが、エンドルフィンは「脳内麻薬」と言われている通りに常習性を引き起こします。

これが砂糖の依存性に繋がり、麻薬と同等にやめられなくなってしまうのです。

 


つまり、砂糖の入っているお菓子を常に欲しがる状況になっていきます。

 


このような砂糖の依存症が生じてしまうと、先ほどのビタミンB群やカルシウムの影響よりもさらに酷い状況が待っている懸念があるのです。

 


それでは、砂糖依存症における影響はどのようなものか見て行きます。

 

 

砂糖依存症の症状と影響

砂糖依存症になってしまうと、次のような症状が現れてきます。

 


・甘い物を口にしないと落ち着かなくなる!

 

・甘い物を我慢するとイライラする!

 

・ストレスを感じた時には甘い物が欲しくなる!

 

・甘いお菓子、チョコレートを持ち歩き、何気なく食べている!

 

・疲れやすいが、甘い物を食べると直ぐに元気になる!

 

・短い時間の労働でも、めまいや立ちくらみが起きやすい!

 

 


このような症状が見られた場合には、砂糖依存症が起きていると考えていいでしょう。

 


さらに砂糖依存症になると、次のような事も生じてきます。

 


< 砂糖依存症における低血糖 の乱高下>

 

砂糖などの糖分を摂ると、血糖値は急上昇します。

 

この血糖値を下げようと、インシュリンが一気に大量分泌されてしまいます。

 

そうすると、今度は血糖値が一気に急降下してしまうのです。

 

血糖値が下がると、また血糖値を上げようと甘い物を欲しがり、摂ってしまうことが多くなりますから、血糖値の急上昇、急降下が頻繁に起こってしまいます。

 

このような状況が起こると、自律神経のバランスは崩れてしまいますから、精神の不安定や身体の異常が起きやすくなります。

 

つまり、うつ症状も生じやすくなり、うつ病を発症する危険も砂糖依存症にはあるのです。

 


< 砂糖依存症における糖化 >

 

砂糖依存症においては、砂糖の過剰摂取によって細胞の糖化が進みます。

 

糖化は細胞が焦げることですから、紫外線などを浴びるとより肌は影響を受けてしまいますので、シミやくすみが起きやすく、残りやすくなってしまうので、肌の老化の深刻度は上昇してしまいます。

 


このように砂糖依存症による砂糖の過剰摂取は、身体に悪影響を及ぼしているのです。

 


では、どのような状態の方が砂糖依存症なのでしょう?

 

 

砂糖依存症はこんな方!

次のような状態の方は、砂糖依存症の可能性があります。

 


・甘い物を食べないとボーッとしてしまう!

 

・甘い物を食べないと満足感がない!

 

・お腹が空いていないにも関わらず、甘い物を食べたくなる!

 

・目の前にお菓子があると、無くなるまで食べる!

 

・年々、甘い物の量が増えている!

 

・甘い物を食べると爽やかな気分になる!

 

・甘い物を控えられない!

 


このようの状態の方は、砂糖依存症の疑いがあります。

 


それでは砂糖依存症から抜け出すには、どうすれば良いのでしょう?

 

 

砂糖依存症からの脱出

砂糖の過剰摂取の影響はいろいろあります。

 

肥満や糖尿病、アルツハイマー認知症動脈硬化、腎臓病、肝機能障害、白髪、そして女性の気になる肌のたるみ、くすみ、シワなども砂糖を過剰に摂っている場合は起きてくると考えても良いでしょう。

 


では砂糖依存症から抜け出すには、次のようにすると良いでしょう。

 


● 甘いお菓子類は近くに置かない!

 

・目に入る場所や手の届きやすい所に菓子類を置かない。

近くにあると食べたい欲望に負けてしまいます。

 


● 甘いお菓子から他のものに切り替える!

 

・口が寂しくなり、甘い物を食べたくなった時には、果物やドライフルーツ、イモ、クリなどを食べるようにします。

 


● ビタミンB群、カルシウムなどのミネラルを十分摂る!

 

・砂糖の摂取はビタミンB群、カルシウムを過剰に消費します。

 

 

このように過剰消費が様々な疾患の原因となりますし、体調不良を始め、うつ症状、肌のトラブルなど、身体全てに影響を与えますので、菓子類を控えながらビタミンB群、カルシウムを意識して摂るようにすべきでしょう。

 

 

最後に

お菓子類は一度食べたら止まらなくなることが多いですが、それを我慢しなければ砂糖依存症になると考えていいでしょう。

 

砂糖依存症になると、様々なトラブルが身体に生じてきますから、早期に砂糖を控える努力をするのが賢明なのです。