痰が絡む原因に飲酒があった?!
痰(たん)が絡むと実に苦しいものです。
喉の違和感は激しく、咳払いで簡単に取れることが無い場合も多くあります。
それでは、どうして痰は絡むのでしょう?
痰とは一体何なのでしょう?
今回は痰が絡む原因と私の対処法についてお伝えします。
痰とは?
喉からウィルスや細菌、異物などが体内に入り込むのを阻止するため、粘膜から粘りのある液体が分泌されます。分泌物の痰は異物を絡めて体外に排出します。
もう少し詳しく記述しますと、空気を取り入れる気道は線毛と粘膜で覆われており、異物が気道に侵入しようとすと粘膜から分泌される粘液が異物を包み込み、線毛の動きによって口まで運ばれた後、痰として吐き出されることになります。
ですから、異物を包み込んだ痰は飲み込まず、きちんと吐き出すようにしてください。
また、ウィルスや細菌以外の、たばこの煙や排ガスなどによっても気道に炎症が起こり、線毛な抜けたり弱まったりして異物を排出する機能が低下し、痰が絡むことが多くなってしまいます。
風邪を引くと痰が絡むことがありますが、細菌による炎症を起こした結果として
黄色い痰が絡むことが多くなってきます。
しかし、時には体に異常が認められない、異物が気道に侵入していない、風邪を引いていないと言うのに、痰が絡むことがあります。
つまり、冒頭に記述したよう原因でない場合でも、痰が絡むことがあると言うことです。
たぶん、気道の炎症が直接関わっているのではなく、他の要素が深く関わって生じた痰と考えられます。
以下は、私が痰を改善した時の話です。
飲酒は殆ど毎日、喫煙は1日十数本。
このような生活を長年続けておりましたが、ある日から痰が絡み始めました。
去痰剤をドラッグストアで購入し、数か月飲みましたが改善されず、タバコの本数を激減させましたが、一向に改善しませんので耳鼻咽喉科を訪ねました。
医師はタバコの吸い過ぎのようなことを話されたので禁煙を始め、薬剤の吸入を暫らく続けましたが改善されません。
つまり・・・
・風邪を引いていない!
・ウィルス感染はしていない!
・タバコは吸っていない
・ハウスダストも考えられない!
・排ガスの多い所に住んでいない!
それでも、痰は絡むのでした。
気道が異常、炎症を起こすような原因が見つからないので考えました。
体を初期値にしよう!
・・・と言っても、赤ちゃんのようにミルクを飲む訳ではなく、栄養バランスを最適にする訳でもなく、小学生並みにしようと考え付きました。
また、飲酒を続けていましたので、もしかしたら、アルコールが原因では・・・
と考えて、断酒をすることにしたのでした。
ところがどうでしょう。
断酒1週間で、痰が絡むことが少なくなり、10日経つと痰は全く絡まなくなったのでした。
断酒以後は耳鼻咽喉科へは行っておりませんから、痰が絡まなくなったことを先生に言えば驚くことでしょうね。
私は、体を初期値に近づけることで痰を改善できました。
体に不都合のある方は、食生活を小学生並みに戻すと改善できるかも知れませんよ。
痰が絡んで取れないような場合は、肺がんや肺結核、肺水腫などの病気が隠れている場合があります。
耳鼻咽喉科で改善されない場合は、内科を訪ねることも視野に入れるべきでしょう。
まとめ
このようなことから、病院へ行っても痰が絡む!改善しない!と言う方は、先ず禁煙、禁酒を実践してみてはいかがでしょう?
人間の体は沢山の部品で作られておりますから、一か所の不都合が他の部位の不都合を誘発する可能性は十分あるのです!