【肌ストレス】で起きる美容トラブル
現代の社会で生きている私たちは、社会環境は元より仕事関係やご近所との人間関係などから生じる様々なストレスに包まれて生活をしております。
精神的ストレスが溜まることで、うつ病をはじめとする精神疾患にさいなまれる方々も増加傾向にあるようです。
この精神的ストレスが「内的ストレス」として多くの病気を発症させていますが、かたや「外的ストレス」も「肌ストレス」となって肌へのトラブルを生じさせているのです。
内的ストレスは、表面上至って健康そうに見えるのですが、心の奥は九十九折り状態の場合が多いようです。
内的ストレスと外的ストレスは表裏一体ですから、内的ストレスが溜まらないようにすると、外的ストレスの「肌ストレス」も解消傾向になって行き、肌トラブルも改善されるでしょう。
肌ストレス
外的ストレスにもいろいろありますが、中心的なものとしては紫外線が挙げられるでしょう。
その他には、乾燥や肌に刺激を与えることも外的ストレスと言うことができます。
つまり、外的ストレスをそのまま「肌ストレス」と考えても構わないでしょう。
肌ストレスの原因
肌にストレスとしての影響を与えるものには、認識できるストレスと認識できない(判断できない)ストレスがあります
認識できる肌ストレスには、紫外線や乾燥、飲酒、喫煙、 花粉、大気汚染、運動不足、睡眠不足、食生活の偏りなどがあります。
また、認識できない肌ストレスには、防腐剤や 香料などがあります。
認識できる肌ストレスと肌トラブル
● 紫外線
・シミ、ソバカス
紫外線を過剰に浴びることによって活性酸素が肌に発生し、肌の色素細胞が活性化されてシミ、ソバカスが作られる。
● 乾燥や睡眠不足
・乾燥肌や肌荒れ
空気が乾燥し、角質層の保水能力が低下することで肌荒れが起こる。
● 飲酒
・乾燥肌や肌荒れ、シワ、クマ
アルコールの利尿作用によって水分が失われ、乾燥肌や肌荒れが起こる。
● 喫煙
・シワやシミ、くすみ
煙草に含まれるニコチンが、血管が収縮して酸素や栄養が行き届かなくなり、血管を老化させることでシワやシミ、くすみが起こる。
● 花粉
・花粉皮膚炎
花粉が飛散する時期に、皮膚のバリア機能が低下して顔の痒みや腫れなどの症状が起こってくる。
● 大気汚染
・シミやニキビ
紫外線が肌に照射される時と同様に、活性酸素が肌に発生してシミやニキビが起きてくる。
● 運動不足
・肌荒れやニキビ
運動不足は血流を悪くし、肌荒れやニキビなどの症状が起きてくる。
● 睡眠不足
・シワやシミ、くすみ
睡眠不足は肌のターンオーバーのリズムを乱し、シワやシミ、くすみが起きやすくなる。
● 食生活の偏り
・ニキビ
栄養を偏って摂ることになり、ニキビが起こりやすくなる。
認識できない肌ストレス
(化粧品などに含まれる)
● 防腐剤
・防腐剤が含まれていない化粧品を使用した場合、菌の繁殖によって肌への悪影響が防腐剤以上になることが考えられますので、「記載されている使用量」をキッチリ守って使うことが重要です。
● 香料
・化粧品に含まれる香料は、シミや色素沈着を起こすこともあるので、肌が敏感な方は「無香料」の商品を使用するようにします。
ストレスが肌に加わると、多種多様の肌トラブルが起きてきますから、肌がストレスを受けない生活を実践することは、美肌を作るためには必要な事なのです。
アロマオイルに見つけた美肌効果!
アロマオイルの一般的なイメージとしては、リラックス感やリフレッシュ感ではないでしょうか。
植物の持つ癒し効果から、アロマオイルがストレスの解消には効果的と言われております。
香りが精神に影響を与えることは、昔から言われ続けてきました。
そういうことから、アロマオイルは「ストレスの解消」をはじめ「不眠」や「不安感」の改善などに用いられてきました。
女性は常に美肌に憧れるものです。
しかし、女性の肌はホルモンの影響や環境、精神的ストレスなどを受けやすく、様々なトラブルに見舞われて、美肌とは程遠い状況になっている方が多いということです。
アロマオイルを効果的に使用することで、これまで美肌と縁が無かった方も、見違える美肌に変身することも決して不可能ではないでしょう。
アロマオイルで癒されて美肌になれたら、アロマ様様と言う感じでしょう。
このような「アロマオイル効果」を知ると、一生アロマオイルを手放せなくなるのかも知れませんね。
アロマオイル別肌への効果
ラベンダーオイル
ラベンダーオイルは使いやすいオイルなので、アロマ入門には最適と言えるでしょう。
● ニキビケア
・ニキビや吹き出物のケアには、殺菌作用と抗炎症作用を併せ持つラベンダーが最適です。
● アンチエイジング効果
・細胞を促進させるため、アンチエイジング効果が望める。
● ターンオーバー効果
・傷ついた肌を修復するターンオーバーを促進させる
● 保湿効果
・乾燥した肌に潤いとハリを与える効果がある。
● ニキビケア
・ニキビや吹き出物の原因となる皮脂をコントロールする。
● アンチエイジング効果
・肌を引き締め、シワやたるみを改善する。
● 保湿効果
・乾燥した肌に潤いを与え、ハリの出る効果がある。
ワイルドキャロットと呼ばれるニンジンの種から作られるオイルで、香りに癖のある特徴があると共に育ったニンジンは食用には向かない。
● アンチエイジング効果
・シワやシミを改善したり、肌のトーンを明るくする効果もある。
● デトックス効果
・むくみの改善に効果がある。
● スキンケア
・ダメージ肌や加齢肌の調子を効果的に整える。
鎮静作用があり、イライラや不安感を取り去って心を落ち着かせる。
● アンチエイジング効果
・アンチエイジングに優れており、肌を活性化してシワやたるみの改善に効果がある。
● ターンオーバー効果
・傷ついた肌を修復するターンオーバーを促進させる。
● 保湿効果
・乾燥した肌に潤いを与え、ハリの出る効果がある。
心の不安を取り除いて落ち着かせる効果がある。
● アンチエイジング効果
・シワやシミを改善すると共に、肌のトーンを明るくする効果もある。
● ターンオーバー効果
・ダメージを受けた肌を改善し、修復する効果がある。
● 消炎効果
・肌の炎症を抑え、痒みを和らげる効果がある。
食欲を抑制する作用があるアロマオイルです。
● アンチエイジング効果
・細胞を促進させる作用や皮膚軟化作用があり、肌の再生にも優れている。
● ターンオーバー効果
・ ターンオーバー効果で傷の治りを速めて、肌を引き締めてシワの改善にも効果がある。
● 消炎効果
・炎症を鎮めて、痒みや湿疹を防ぐ効果もある。
イランイランは催淫効果があることで知られているが、安心感や幸福感を与えられるアロマオイルです。
● アンチエイジング効果
・細胞を促進させる効果があるため、シワの改善に期待できる。
● 皮脂バランス作用
・皮脂がコントロールされるので、ニキビ肌のケアに効果が期待できる。
● 保湿効果
・肌に潤いを与えて滑らかにする効果があり、乾燥肌や脂性肌の両方のスキンケアとして使用できる。
セラミドの効果と種類
乾燥肌に効果があるとして知られているセラミドですが、詳しくセラミド知ることで、さらに綺麗な瑞々しい肌を目指すことも可能となります。
皮膚の構造は表面から表皮、真皮、皮下組織にわかれており、セラミドは表皮の角質層に存在する細胞間脂質の一つになります。
細胞間脂質の働きは、外部からの刺激を排除する共に水分を溜めて肌を保湿することです。
この細胞間脂質の50%を占めているのが、実はセラミドなのです。
ですから、セラミドは肌への水分補給、瑞々しい肌へ導く重要な要素と言えるでしょう。
そんなセラミドですが、7つもの種類があります。
< 肌に含まれる7種類のセラミド >
セラミド1
水分保持機能があり、肌に潤いを与えると共に外部の刺激に対して優れたバリア機能を持つ。
セラミド2
高い水分保持機能を持ち、肌にうるおいを与える。
セラミド3
水分保持機能で肌に潤いを与え、肌にハリを与えると共にシワを軽減する機能も持つ。
セラミド4
皮膚の水分や油分を補いつつ、角質の脂質バリア層を作り、保持する機能を持つ。
セラミド5
皮膚の水分や油分を補いつつ、角質の脂質バリア層を作り、保持する機能を持つ。
セラミド6
肌に潤いとハリを与え、ターンオーバーの促進とシワの軽減機能を持つ。
セラミド6Ⅱ
肌に潤いとハリを与えて調子を整え、ターンオーバーの促進とシワの軽減機能を持つ。
セラミド7
肌を良好に保ちつつ、皮膚の菌バランスを整える機能を持つ。
< セラミドと加齢 >
肌には7種類のセラミドがあるので、十分肌に潤いを与え続けてくれると思ってしまいます。
しかし、残念なことに、加齢によって肌の潤いは低下し続けていくのです。
20歳で100%の肌のセラミドも次第に減少を始め、40歳では約50%に落ち、70歳になると30%まで落ちてしまいます。
ですから、お歳を召した方の肌はカサカサで、潤いが無いということが良く分かって頂けるでしょう。
肌に潤いを与える方法は次のようになります。
< セラミドを直接肌から補う化粧品 >
・天然セラミド(動物性セラミド)
:動物(馬など)の脳、せき髄から抽出したもので、肌に馴染みやすく浸透力が高い。 (ウマスフィンゴ脂質)
・ヒト型セラミド(バイオセラミド)
:酵母を使って作られ、人体に存在するセラミドと同等の構造を持つため、保湿力、浸透力が高い。
・植物性セラミド
:植物(米ぬか、コンニャク芋など)から抽出したものだが、保湿力は弱い。
・ミルクセラミド
:牛乳から抽出したも。
・合成セラミド(疑似セラミド)
:石油から大量に作られるが、効果は弱い。
< セラミドが多く含まれる食品 >
セラミドが含まれる食品を摂ると、セラミドの産出を促し、肌の保湿力の維持に繋がります。
● セラミドが多く含まれる食品
米ぬか、小麦胚芽、大豆、コンニャク芋、牛乳に含まれていますが、アトピー皮膚炎とは無縁のコンニャク芋には、より高いセラミドが含まれています。
アトピー皮膚炎の方も安心なコンニャク芋の摂取で、肌の保湿が改善されるでしょう。
< セラミド化粧品の賢い選び方 >
肌には7種類のセラミドがあることは、< 肌に含まれる7種類のセラミド >で述べましたが、保水力の高いセラミドは[セラミド 1]、[セラミド2]、[セラミド3]になります。
ですから、肌の乾燥改善や肌に潤いを与えたいのであるならば、人体に存在するセラミドと同等の構造を持つヒト型セラミドを選び、さらに[セラミド 1]、[セラミド2]、[セラミド3]が含まれている化粧品を選ぶことが重要なのです。
高価なセラミドですが、乳液や美容液などの化粧品を購入する時には、セラミド含有量の多い商品を購入するように心がける必要があります。
合成セラミドは効果が弱いので、期待するほど肌の改善は望めないかも知れません。