自然の摂理に逆らって痩せる?!
秋はダイエットに最適な季節と言われております。
しかし、現実は夏のうだるような暑さで失くした食欲が回復する!
体調が正常に戻って食欲が出る!
それじゃー、秋は痩せるんじゃなく、太るんじゃない!
・・・と、思う方が殆どでしょう。
確かにその通りなのです。
それでは身近の動物を見てみましょう。
犬や猫は家庭で飼われているのが殆どですから、外を歩いているのは、犬なら野良犬、猫なら放し飼いと言うことになるかも知れません。
自然の状態で生きている動物で、目に触れるものとしてはカラスや雀、その他の野鳥などになるでしょう。
さて、秋に入ると動物は、せっせと冬の準備に取り掛からなければなりません。
山に住む熊なら冬眠のために食い溜めをしなければいけません。
可愛い雀も秋の実りを堪能しながらも、冬の食料不足を本能として理解しているようで、普段よりも食い漁っておりますから、秋が深まるにつれて丸々と太った雀を目にすることになるでしょう。
野生の動物は食料を探すこと、そして食べることが仕事ですから、食料から摂れるエネルギー(摂取エネルギー)と食料を探すことで消費されるエネルギー(消費エネルギー)のバランスが取れていることになります。
ですが、秋になるとバランスを崩して冬に備えなければなりません。
そして食い漁って、人間で言うところの肥満状態が作られることになります。
熊もそうですね。ですから、冬を前にした野生の動物は肥えているのです。
この時期に狩猟の対象になった動物は獲られて食料になり、食べた時には「肉に脂が乗って美味しい!」と言うことになるのです。
私たち人間の多くは、食料を探しに野山に行くことは殆ど無くなりましたが、その代わりに仕事をして給料を貰い、そのお金を使って食料を購入し、食べては日々を過ごしております。
雀は朝から日が暮れるまで、食料を求めて飛び回り、動き回ります。
あれだけ動き回り、食い漁っても摂取エネルギーと消費エネルギーが一致しているのですから、普段は肥えることも無い、いつも通りの姿で飛び回っているのです。
しかし、人間は摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを崩すことが多いようです。
つまり摂取エネルギーに見合うだけ、エネルギーを消費していないことが多いと言うことになります。
これが体型の悪さ、肥満に通じているのです。
人間を含めた動物は、冬を前にして太らなければ生きては行けない!・・・「自然の摂理」を知っているようです。
ですから、冬を始め、食料を手に入れることが厳しい季節を前にすると、自ずと肥えるなどの、乗り切る術が備わっていると考えられます。
自然の摂理に逆らう?
何度も記しますが、食料の入手が厳しい季節を前にすると、肥える本能が目覚めることになります。
ですから、秋は「実りの秋」として、私たちに過剰に栄養を摂取するように促しているのです。
しかし、厳しい季節を乗り切ることが簡単になってしまった現代では、「見た目」が重要視され始めました。
日本なら「秋は太れ!」が、いつしか「秋は痩せる!」に置き換えられ、女性を始め、消費エネルギーに余裕のあり過ぎる方々は、日夜エネルギーの使い道に苦慮する日が続いているのです。
ですから、「秋は太れ!」を「秋は痩せる!」に置き換えられてしまった今、そう簡単に「自然の摂理」に逆らって痩せることは非常に困難な訳です。
如何に痩せるか?
先ほどは、「消費エネルギーに余裕のあり過ぎる」と記しましたが、過剰な摂取エネルギーも「自然の摂理」に逆らう足かせになってしまいます。
ですから痩せるには、早期に[「摂取エネルギー」=「消費エネルギー」]にすることから始めます。
一気に「摂取エネルギー」<「消費エネルギー」に持っていくと、失敗することになりますから、先ず「摂取エネルギー」=「消費エネルギー」に力を注ぎます。
そして、体が常に「摂取エネルギー」=「消費エネルギー」のバランスが取れた状態から、徐々に「消費エネルギー」が「摂取エネルギー」を上回るようにすることです。
つまり・・・
「摂取エネルギー」=「消費エネルギー」の状態を続けてから
「摂取エネルギー」<「消費エネルギー」の状態を持ち続ける
・・・ことで、「自然の摂理」に逆らって痩せることができるのです。
痩せる方法?
痩せる方法はいくらでもありますから、自分が続けられる方法で行うことが重要です。
誰だれが○○の方法で痩せたとか、現在流行しているダイエット方法が効果がある、・・・を真似て実行しても良いですが、要は「摂取エネルギー」=「消費エネルギー」の状態にもって行くことから始めなければいけません。
そのためには有酸素運動もあるでしょうし、ヨガでもピラティスでも良いですし、エクササイズももちろん良いです。
人それぞれ体を動かす方法はいろいろありますが、好き嫌いもあります。
ですが、兎にも角にも続けられないと「自然の摂理」に逆らって痩せることはできないのです。
・・・と言うことで、起床時に体重測定を毎日行い、体重の変化を読み取ることで摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを知ることができます。
つまり、体重の変化の少ない状態を続けることで、「摂取エネルギー」=「消費エネルギー」が定着します。
それからは毎日ウォーキングなどを20~30分続けて行くことで、体重は減少して行くことになると考えます。
過激な運動は痩せることには結び付き難いですから、20~30分の運動を継続していくことが、痩せることには重要と言えるでしょう。
「急いては事を仕損じる」です。
なお、こちらに消費カロリー早見表がありますから、参考にしてください。