ピリッと痛い口内炎の原因と対処法
朝食の味噌汁を口に含んだ途端、ピリッとした痛みが走ることがあります。
鏡で口の中を見ると、赤い斑点が出来ていることが多いと思います。
このような時には食事の途中で箸を置き、歯磨きをしようと歯ブラシを口に入れても痛み、丁寧に磨けず軽く済ませることも多くなってしまいます。
この口の中に起きた炎症は口内炎の一つ、アフタ性口内炎と呼ばれるものと思われます。
口内炎
口内炎は口の中や舌の粘膜に炎症が起こることを言いますが、最も多いのがアフタ性口内炎になります。その他にはカタル性口内炎、潰瘍性口内炎などもありますが、子供に罹りやすい口内炎はカタル性口内炎とアフタ性口内炎になります。
口内炎は誰にでも起きたことがあるでしょうから、今後起きないようにするためにはどうしたらいいのか?原因等を含めて以下に記述したいと思います。
口内炎の原因と予防
口内炎は何度も繰り返す可能性がありますから、原因をしっかり把握して繰り返さないようにしてください。
● 免疫力の低下
▼免疫力が低下し、細菌の繁殖を抑えられない。
◎疲れが溜まっていたり、風邪気味などの時は免疫力が低下しますから、睡眠時間を十分確保して免疫力の低下を防ぎます。
● 偏食
▼偏食により鉄分、ビタミンB群が不足している。
◎バランスの取れた食事を心掛け、ビタミンB2,B6の含まれる食物を摂取する。
ビタミンB2が含まれる食物:豚、牛、鶏のレバー、干し椎茸、アーモンド、焼きのりなど。
ビタミンB6が含まれる食物:ピスタチオ、ニンニク、マグロ、カツオ、牛レバーなど。
● 口の中の傷
▼歯ブラシや食物などにより、粘膜が傷付き細菌が繁殖した。
◎強く歯ブラシを動かさない、魚を食べる時には粘膜を傷つけないよう骨に注意する。
● ストレス
▼ストレスも免疫力を低下させ、粘膜を弱くしている。
◎過労、睡眠不足もストレスの原因になりますから、ストレスは溜めない、発散するを心掛けるようにします。
● 唾液不足
▼唾液が不足し、粘膜が乾燥している。
◎粘膜が乾燥している唾液不足の時には、舌を動かす、水を飲む、ガムを噛むなどをします。
口内炎の対処法
口内炎になってしまった場合は、うがいをして口の中を清潔に保つようにし、うがいは食前、食後、就寝前などを含めて1日7~8回行うようにします。
また、歯磨きも毎食後と就寝前の1日4回は行い、口内環境を清潔にします。
歯磨きを強くし過ぎると炎症の治りを悪くしますし、新たに粘膜を傷つけて口内炎を起こしてしまう可能性もありますから、丁寧に優しくを心掛けて歯を磨くと、治りも早くなって行くでしょう。
まとめ
口内炎は比較的頻度の高い炎症と言えますから、食事の後のケアを十分行わないと、魚の小骨が粘膜を傷つけて口内炎を起こすことが多いですから、食事の後の歯磨きと共にうがいは、必ず実施した方が良いでしょう。