寝ている時の歯ぎしりで歯が欠ける!?

 

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家の中での夜中の騒音と言えば、いびきと相場は決まっているようですが、意外なことに「歯ぎしり」で迷惑を被っている方も少なくありません。

 

歌手の中には低音域が魅力の方もおりますし、高音域が魅力と言う方もおります。もちろん全音域に渡って惚れ惚れする方もおります。

 

そんなことを考えてみますと、いびきは低音の騒音であり、歯ぎしりは高音の騒音と言えるかも知れません。

 


まあ、どちらにしても騒音には変わりないのですが、毎晩のようにカリカリする歯ぎしりは、歯が欠けてしまわないかと心配してしまいます。

 

それでは、歯ぎしりは歯にどのような影響を及ぼすのでしょう?

 

また、歯以外にも何らかの影響を及ぼすのか、気になりますので調べてみました。

 



歯ぎしり

 

歯ぎしりとは、寝てる間に上下の歯と歯をこすり合わせてカリカリとした音を出したり、歯をぶつけてカチカチと鳴らしたりすることを一般的には言いますが、音を出さない歯の食いしばりも歯ぎしりの中に入るようです。

 

このようなことから、歯ぎしりは3パターンがあるようですので、歯ぎしりを整理すると次のようになります。

 

・歯をこすり合わせてカリカリとした音を出す(グラインディング)
・上下の歯をぶつけてカチカチと鳴らす(タッピング)
・歯の食いしばりで音は出さない(クレンチング)

 

 

歯ぎしりの影響

 

歯ぎしりによって受ける影響は次のようなものです。

 

・歯が痛い
・歯がすり減る
・歯が折れる
・顎(あご)が痛い
・頭痛がする
・肩こりが起きる
・頬の粘膜が傷付く

 

このような影響が一つだけに止まらず、二つ、三つと複合的に重なる場合も出てきます。

 

 

歯ぎしりの原因

 

歯ぎしりの主な原因としてはストレスや癖、歯の噛み合わせの悪さ、飲酒・喫煙が挙げられます。

 

● ストレス
・ストレスは人間に様々な悪影響を及ぼしますが、日中受けたり溜まったりしたストレスを発散しようと、歯を強く擦り合わせることで解消すると考えられています。

 

● 癖
・知らず知らず、日中に起きた食いしばりなどを筋肉が記憶しており、寝ている間に蘇って歯ぎしりとなり、再生されるようです。

 

● 歯の噛み合わせの悪さ
・歯の噛み合わせが悪いと歯と歯の接触が多くなり、歯ぎしりを起こしやすくなります。

 

飲酒・喫煙
・歯ぎしりは眠りの浅い睡眠時に起きやすいですから、眠りを浅くするお酒やタバコを口にした時は歯ぎしりが起きやすいと言えます。

 

 

歯ぎしりの改善

 

歯ぎしりをご自分で自覚することは皆無に等しいですから、歯ぎしりを指摘された場合は歯科医院で診察を受けるようにすべきでしょう。

 

噛み合わせが悪い場合などは、治療を行うことで歯ぎしりの改善は見込めるでしょう。

 

しかし、ストレスが原因の場合はストレスを如何に解消するか、溜めないようにするかが歯ぎしり解消の重要ポイントになります。

 

もし、ご自分でのストレスの解消が思うようにいかない場合は心療内科を訪ねることも必要なことだと思います。

 

また、マウスピースを使用することで歯の損傷を防ぐこともできますし、顎の筋肉の緊張を解くことも可能ということですから、歯ぎしりの悩みをお持ちの方はドラッグストアなどで販売されているマウスピースを装着してみる価値は十分あると考えます。

 

 

まとめ

 

歯ぎしりもいびきも、自分では気が付きにくい騒音ですから、出来るだけ早く解消するように努めた方が良いでしょう。