しゃっくり止まらない長引くは病気の可能性がある!
世の中には迷信と呼ばれるものが数多くあります。
世界中は元より、日本にも小さい時分から両親や祖父母などからいろいろ聞かされてきたと思います。
迷信と言われてきたものでも生命に関わっているものには、子供ながらに注意していたのではないでしょうか?
「三人で写真を撮った時、真ん中の人間は早く死ぬ!」
「鏡が割れると不幸が起こる!」
「しゃっくりを百回繰り返すと死ぬ!」
などなどが、子供ながら気に掛かっていました。
中でも普段起きることが多いしゃっくりを百回繰り返すと死ぬ!ということが、子供ながらにインパクトが強かったと記憶しております。
しゃっくりは百回で死ぬ?
子供の時を思い出すと、しゃっくりが出た時には早く止めなくっちゃ!どうやって止めるか?に躍起になっていました。
大きくなるに従い、しゃっくりが横隔膜の痙攣で起きることが分かってきましたが、どうして痙攣などが起こるのでしょう?
横隔膜が痙攣する訳!
横隔膜が痙攣するのは、外部から刺激を与えられるからです。
横隔膜を刺激する原因としては、次のようなことが考えられます。
・唐辛子やワサビなどの香辛料を摂った。
・お酒を飲んだ。
・熱い飲食物を摂った。
・食べ物が喉に引っかかった。
・大笑いした。
・咳をした。
などによって横隔膜が刺激を受けて痙攣し、しゃっくりが起きると考えられます。
また、しゃっくりは腹膜炎や尿毒症、癌などの病気でも起こりますから、もし、このような病気を罹っている人がしゃっくりを繰り返して亡くなった場合を考えると、医学の発達していない時代では死亡原因がしゃっくりと思うのは当然の成り行きと言えるでしょう。
しゃっくりの止め方
しゃっくりが起きた原因が横隔膜の刺激であるなら、横隔膜に刺激を返すことで止めることが可能と考えます。
● 熱い飲食物を摂って、しゃっくりが起きた場合は冷たい飲食物を摂る。
● 香辛料が原因の場合は、再び香辛料を摂る。
このように、しゃっくりが起きた原因と逆のことを行ったり、同じ刺激を与えることで止まることが多いです。
それでも止まらない場合は次のような方法も試してください。
・驚かせる、驚かせてもらう。
・塩や酢を舌に乗っけて刺激を与える。
・水をコップの反対側から飲む。
・縄跳びや腹筋などの運動をする。
以上の方法でしゃっくりは止まると思いますが、長い期間止まらない場合は先ほどお伝えした腹膜炎や尿毒症、癌をはじめとした病気が隠れている場合も否定できませんから、医療機関での受診をお勧め致します。
まとめ
様々な迷信が長く伝承されてきた訳は、子供への躾の要素が強かったと思われますが、実際に起こったことが伝わり、残ってきているということも多分にあると考えられます。
しゃっくりが百回繰り返されることで死亡するとは、どなたも考えることは無いと思いますが、しゃっくりの裏に隠れている病気で亡くなることが有ると言う認識を持つ必要はあるでしょう。