ダイエットで感染症【結核】を見逃した!
秋は代謝が上がるシーズンです。
これまでダイエットにチャレンジしても、失敗してしまった方にとっては大事な痩せシーズンと言えそうです。
痩せたい一心で無理なダイエット、過激なダイエットをなさる方もおりますが、体を壊してしまっては費やした時間、労力も全て無駄になってしまいます。
そうならないためにも、体と相談しながら無理がないように行ってください。
ダイエットを実行する際は、体が不調の時には中止したりし、飽くまでも体調がベストの時に行うことが賢明と言えるでしょう。
体重が減ったり、顔が痩せて細くなるまでの期間は人それぞれでしょうが、急激な体重の減少が起きたり、一気に顔がこけたりした場合は、ダイエットが功を奏したのとは違うかも知れません。
はっきり言って、病気に罹って激痩せした可能性を否定できないということです。
急激に痩せた原因
急激に痩せてしまった場合は、ガンが疑われます。
ガン細胞が栄養を吸収し続けてしまうので激痩せが起きてしまいます。
急激に痩せることが無いにしても、体重の落ち方がこれまでのダイエットと違っているような場合は、糖尿病やバセドウ病の影響が疑われますから十分注意する必要があるでしょう。
ダイエットで注意する病気
ダイエットを行っている時に注意する病気は、先に言った糖尿病やバセドウ病の外にもあります。
それは「結核」です。
グローバル化に伴って増加している海外旅行ですが、旅行先から感染して持ち帰ってしまう可能性が高いのが、この結核なのです。
海外から日本を訪れる方、日本から海外へ出かける方も激増している現在、誰からも忘れ去られていたような結核が、1999年以降急増しているのです。もちろん現在もです。
最近マスコミを騒がせたデング熱は蚊を媒介とした感染症ですが、結核は結核菌を持っている方の咳やくしゃみで感染します。
しかし、感染したからと言って直ぐ発病するとは限りません。
結核菌に感染してから発病するまでも期間は不明ですが、ただ言えることは免疫力が衰えていたり、体力が低下している時に発病することが多くなると言われています。
つまり、女性が結核に感染した後、ダイエットをしていて体力が落ちた時に発病する可能性が高いと言うことです。
その結果が・・・
・ダイエットをして体重が落ちた!
・ダイエットで顔が痩せた!
・・・と、うれしく思うことが多くなるでしょう。
しかし、ダイエットに成功しているのではなく、単に結核を発病しているに過ぎないということもあるのです。
そして、結核を発病している場合では、体に潜む結核菌を咳やくしゃみで撒き散らすことになり、新たに第三者を結核に感染させてしまうのです。
何度もお伝えしますが、結核菌が体に入ったとしても発病するか否かは未定で、早い時には感染後1年で発病しますが、数年先の場合、あるいはもっと先の数十年後に発病するかも知れないということです。
結核の症状
感染力の強い結核の症状は風邪と似ていますが、次のようなものです。
< 初期の症状 >
・咳や痰が長く続く。
・微熱(37℃位)が続く。
・体重が減る。
・食欲が無くなる。
・寝汗を掻く。
< 悪化時の症状 >
・だるくなる。
・息切れがする。
・血痰が出る。
・血を吐く。
・呼吸困難になる。
日本旅行者、海外の旅行者
日本から海外へは毎年1,620万人ほどが出掛け、海外からは日本に1,900万人ほどが訪れています。
そして、日本の旅行者は、海外から結核のみならず他の感染症も持ち込んでいるかも知れませんし、外国の旅行者から持ち込まれるかも知れません。
結核が多く発生している国は、南アフリカをはじめインド、中国、パキスタン、さらに日本人に人気の高い東南アジアのインドネシアなどもあります。
ダイエットをしていない方の場合は、急に体重が落ちたり、痩せたりした時に病気を疑うことはできます。
しかし、ダイエットをしている方の場合は、病気で痩せているとは本人も周りの方も全く思わないのです。
このことで結核を蔓延させてしまう可能性があり、恐れがあると言わざるを得ないのです。
また、HIV患者は結核に感染しやすく、重症化した場合は死に至るケースも多くなっているということです。
女性なら、誰でも綺麗な体型を望まれると思いますが、ダイエットを行うことで、結核などの感染症を見逃してしまうこともあります。
ダイエットを行う場合は体調管理に十分気を使い、少しでも異常を感じた時には勇気を出して中止するようにしてください。