活性酸素が肌サビの原因だった!
「サビ」と言えば、皆さんご存知なのが「赤さび」ですね。
他には「黒サビ」や「緑青」などもサビになります。
これらのサビは鉄などの金属表面が酸化した結果、現れる現象です。
サビは見た目も劣化そのものと言う感じで、触れると手に着いてしまいますし、衣類に着いた場合は、取るのが大変なのもサビの迷惑な、難儀なところと言えます。
鉄などは、毎日磨いていればサビることはないと思いますが、磨くほど価値のあるもの以外は放置することが多いと思います。
女性にとって価値のある肌ですから、常に手入れをしていないと、肌は金属と同じようにサビてしまいます。
そして、サビてしまった肌を元の状態に復活させるのは大変なことですから、女性のキレイな肌をサビさせないようにしてほしいものです。
肌がサビる!
活性酸素とは?
肌がサビる原因は、金属がサビるのと同じ酸化です。
私たちは生きるために酸素を体内に取り入れていますが、エネルギーとして使われる酸素の1~5%程が活性酸素として発生しています。
活性酸素は一般的には悪者に見られがちですが、本来活性酸素は体内に入った異物である細菌やウイルスなどから守る働きがあります。
しかし、活性酸素は紫外線やストレス、喫煙なども原因となって発生し、増えすぎてしまった活性酸素が原因となって、肌サビが起きてしまいます。
活性酸素は毒性が強く、細胞を酸化させてしまうことで病気を発症させてしまいますし、老化を早めてしまいます。
活性酸素の肌への影響
活性酸素は肌の細胞を酸化させることで、様々な影響が肌にも表われてきます。
● シミが出来る。
● ハリが消える。
● シワ、たるみが出来る。
肌にこのようなトラブルが表われる原因は、肌を構成するコラーゲンやエラスチンなどの重要成分が、活性酸素によって変質したため起きてしまいます。また、DNAがダメージを受けることでも起きてしまいます。
活性酸素の減らし方
● タバコを吸わない!
タバコには有害物質が沢山含まれております。また煙にも活性酸素が含まれていますから、肌のためには禁煙すべきと考えます。
● 紫外線を浴びない!
紫外線を浴びることでメラニン色素が大量につくられ、シミが出来ると共に、活性酸素も発生しますから、肌の劣化を避けるためにも紫外線対策は重要と言えるでしょう。
肌サビ対策
酸化を防ぐ、抗酸化作用のある成分が含んだ食物を摂ることで、活性酸素で起こる肌サビを防ぐことが十分可能と考えられます。
● ポリフェノール
・ルチン
蕎麦、アマランサスの葉など。
・カテキン
緑茶、番茶、紅茶など。
・イソフラボン
納豆、豆乳などの大豆製品など。
● カロテノイド
・β‐カロテン
ニンジン、カボチャ、ニラなど。
・リコピン
トマト、スイカ、柿など。
● ビタミン類
・ビタミンA
ニンジン、モロヘイヤ、大根菜など。
・ビタミンC
ピーマン、レモン、キウイフルーツなど。
・ビタミンE
紅花油、コーン油、モロヘイヤ、カボチャなど。
これらの食物は抗酸化作用があり、毎日の食事に取り入れることで、過剰に発生する活性酸素を適量に保つことも可能になりますから、老化を早める肌サビ対策として有効と言えるでしょう。