喫煙がもたらす体への害!

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タバコが体に悪いということは長年言われ続けてきました。

 

タバコを吸われる方の周囲にも害を及ぼすことから、近年では喫煙者も減少してきております。

 

タバコの何が体に悪いのかは、大体理解しておられると思いますが、タバコの何が体に悪影響を与えていると思われますか?

 


タバコには次のような物質が含まれており、喫煙者の体を蝕んでいるのです。

 

・ニコチン

 ・タール

 一酸化炭素

 ・シアン化水素

 

この4物質が、喫煙者に気付かれないように体の奥に入り込んでいるのです。

 


しかし、ほんの少しだけ体に良い効果を与える物もない訳ではありませんが、体に与える害と比較した場合、その効果は取るに足らないと言っても良いでしょう。

 


タバコの良い点を後から記述しますと、良い点だけだけが心に残る嫌いがありますから、先に書きたいと思います。

 


< 体に良い効果のあるニコチン? >

 

体に害を与える4物質のうち、ニコチンはストレスを解消するのに効果があると言われています。

 

また、アルツハイマー病やパーキンソン病に効果があるとも言われておりますが、これはニコチンが神経伝達物質であるドーパミンセロトニンの分泌を増加させていることによるものと言われています。

 

これらは精神的に現れる効果ですが、潰瘍性大腸炎などの体の病気にもニコチンの良い効果が指摘されています。

 

しかし、この場合は喫煙によってニコチンの効果が得られるということではなく、ニコチンが薬として使われた時の効果ですから、間違わないようにしてください。

 

 

タバコの影響

 

タバコが原因で発症する病気は沢山ありますが、取り分け肺癌や肺気腫は良く知られております。



ニコチンが体に与える影響

 

● 心臓・血管への影響


ニコチンは血管を収縮する働きがあります。
タバコを吸った時にクラクラ目まいのような感じがするのは脳の血管が収縮し、酸素不足なったことによるものです。

 

 

● 女性への影響


ニコチンは女性ホルモンの分泌を低下させることで、生理不順や月経前症候群PMS)が起こることが多くなります。

 

また、新陳代謝の低下も見られるようになり、肌のターンオーバーが乱れることも良くあり、肌の老化を早める原因にもなります。

 


● 胎児への影響


ニコチンは水溶性のため、母親を通して胎児に届いてしまい、染色体異常が起きて流産が起こる可能性が高くなります。

 

妊娠中の喫煙は胎児への影響が大きいものですから、生まれてくる赤ちゃんのためにも禁煙を必ず実行すべきでしょう。



タールが体に与える影響

 

タールは黒い粘着性のある物質で、タバコを吸った時にフィルターに付く茶色をしたものです。

 

● 血液に入ることはほとんどありませんが、細胞に付着しやすく、癌が発症する原因になります。



一酸化炭素が体に与える影響

 

一酸化炭素はヘモグロビンと結びつきやすい性質から、タバコを吸い過ぎると酸欠状態になることがあり、運動能力や脳機能の低下を招きます。

 

 

シアン化水素が体に与える害

 

● シアン化合物として知られるシアン化カリウム(青酸カリ)は、少量でも死に至る劇薬ですから、シアン化水素がタバコに含まれることを考えると、喫煙を躊躇する方が増えて当然でしょう。

 


このように、タバコを吸うことで様々なリスクを背負うことになりますから、今後もタバコを吸い続ける方々は、十分考えた方が良いでしょう。

 

喫煙は、「百害あって一利なし」です!



以上、喫煙がもたらす体への害!についてお伝えしました。