必須ミネラルは汗と共に流れ出ても摂り過ぎない!

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暑い日が続いておりますが、熱中症対策は行っておられますか?

 

若い方は体力がありますから、ある程度は大丈夫と思われますが、子供さんや年配の方は水分の補給などは怠ることなく、十分体に与えるようにして下さい。


この暑さに、汗が滝のように流れている方もおられるようですが、汗をかいた時に体の調子が悪くなる方も少なからずいらっしゃいます。

 

暑さから食欲が無くなり、体力が低下していることも原因と言えるでしょう。

 

食欲がないことから、喉越しのいい素麺などの栄養が少ない炭水化物がメインの食事になっていることも、体力低下の原因の一つになっているかも知れませんね。

 

 

しかし、暑さに流れ落ちる汗が、体調不良にさせている原因の可能性があります。

 

汗をなめたことが殆どの方はあると思いますが、塩辛いですよね。

 

そうです、汗の成分は水分が98%、塩分が0.3%になりますから当然塩辛いです。

 

残りの1%強は、どんな成分かわかりますか?
実はミネラルなのです。

 

 

つまり、せっかく食事などから取り込んだミネラルが、汗に溶け込んでいるため流れ出てしまうのです。

 

ですから、汗としてミネラルが失われて行けば、当然体はミネラル不足に陥ってしまいます。

 


そもそもミネラルは体を構成する必須栄養素ですから、減って行けば何らかの不都合が体に生じても不思議なことではありません。

 

 

それでは必須ミネラルにはどんなものがあるか見てみましょう。

 

必須ミネラルとは

食事などで体に取り入れ、保存されたミネラルにはカリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛マンガンなどいろいろあります。

 

そして、各ミネラルが相互に作用し、体を正常にする働きがありますから、汗で流失するとミネラル不足になり、様々な障害が発生する恐れがあります。

 

 

汗で流失する必須ミネラル

汗として流失するミネラルは、体にどのような影響を与えるのでしょう。

 

● 鉄不足の影響
汗で流失するミネラルの中で、女性が最も気を付けるべきミネラルは鉄になるでしょう。

 

女性は毎月の月経により約17mgの鉄を失ってしまいます。

ですから、夏などに汗を沢山かくことにより、更に流失する鉄が増えて行き、貧血(鉄欠乏性貧血)が起きる可能性が高くなってしまいます。

 

また、心臓病や舌炎などが起こる可能性もあります。

 

カリウム不足の影響
・心臓発作や腎不全、関節炎、便秘などが起こる可能性があります。

 

● カルシウム不足の影響
骨粗鬆症や発育不全、不眠症、喘息などが起こる可能性があります。

 

マグネシウム不足の影響
心筋梗塞動脈硬化症、抑うつ症、不整脈などが起こる可能性があります。

 

亜鉛不足の影響
・性機能障害や慢性皮膚炎などが起こる可能性があります。

 

マンガン不足の影響
・性機能障害や神経痛などが起こる可能性があります。

 


以上は、必須ミネラルが不足することで起こり得る病気です。もちろん有害なミネラルも存在しており、過剰に体内に入ることで様々な障害が発生してきますから、必須ミネラルは適切に摂り、鉛やヒ素、水銀、カドミウムなどの有害ミネラルは排除するようにして下さい。