抜け毛の原因が甲状腺ホルモンにあった!

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抜け毛の原因はストレスの影響であったり、栄養不足であったり、ケア不足であったり・・・と様々です。

 

 

しかし、夏や秋に起きる抜け毛の原因としては、紫外線のダメージによる影響が非常に大きいと言って良いでしょう。

 

女性でも男性でも、体の機能が全て順調に働いて初めて健全な体として存在する訳です。

 

体全てが何の不都合もない状態と言うのは稀と言って良く、小さな不都合が起きた場合には、体全体や一部分に対して、様々な異常や不都合を起こして知らせてくれます。

 

その一つに抜け毛があると言って良いでしょう。

 

今回お伝えする甲状腺疾患による抜け毛も、その一環と言って良いでしょう。

 

 

甲状腺疾患

 

甲状腺疾患は大きく分けると甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)と甲状腺機能低下症(橋本病など)の二つになります。

 

 

甲状腺機能亢進症とは?

 

女性に多い疾患で、甲状腺ホルモンが大量に出ることで、様々な症状が現れてきます。

 

心拍数が増加する頻脈や発汗、イライラ感下痢などの症状が良く見られます。

 

 

甲状腺機能低下症とは?

 

甲状腺機能低下症も女性に多い疾患で、甲状腺ホルモンの分泌が低下することで様々な症状が現れます。


甲状腺機能低下症の症状>

 

甲状腺機能低下症に現れる症状としては・・・

・倦怠感が強く現れる
・昼夜ともに眠くなる
・体温が低下する
・皮膚が乾燥する
・発汗する
・記憶力が低下する

・・・などが見られるようになります。

 

そして、抜け毛が起こるのも甲状腺機能低下症なのです。

 

 

甲状腺機能低下症と原因

 

様々な原因がありますが、甲状腺そのものに原因がある「原発甲状腺機能低下症」と他に原因がある「続発性甲状腺機能低下症」に分けられます。

 

 

原発甲状腺機能低下症の原因

 

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)では甲状腺ホルモンが大量に出るため、元に戻す治療を行います。


しかし、手術や放射線治療を行うことにより、逆に機能が低下してしまい、甲状腺機能低下症を発症する場合が良くあります。

 

 

原発甲状腺機能低下症の治療

 

原発甲状腺機能低下症の治療は至って簡単で、甲状腺ホルモンの投与になります。

 

途中で服用を止めると症状が再発するので、医師の指示に従って一生飲み続けることになるようです。

 

服用期間が長期に渡るため、高齢の方の特に副作用が現れる場合がありますが、その時には医師に相談してください。

 

 

甲状腺ホルモン投与の副作用

 

甲状腺ホルモンの投与により現れる副作用は次のようなものです。

 

・発熱
・発疹 
・かゆみ
・倦怠感
・めまい
・下痢

 

・・・などになります。

 


冒頭に記した通り、甲状腺機能低下症になると抜け毛も起きてしまいますから、抜け毛が起き、更に低下症の症状も現れた場合は、甲状腺疾患専門医の診察を受けた方が良いでしょう。

 

 

 

ミネラルをサプリから摂り過ぎると病気!?

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汗でミネラルが流出すると不足する!という話は以前書きましたので、ミネラルが不足しないように様々な食物を摂っておられることでしょうね。

 

 

しかし・・・

 

・ミネラルは体にいい!
・不足すると体に異常が起こる!

 

・・・という巷の話から、往々にしてサプリメントから摂るきらいがあります。

 

 

普通に肉を食べて、魚を食べて、野菜を食べてさえいれば、ほぼ全てのミネラルを摂ることが可能と言うことです。

 


しかしながら、ニンジンが嫌いとか、ピーマンが嫌いとか・・・の偏食を続けることで、バランスの良くミネラルを摂れなくなり、体の変調が起きてきたりします。

 


先ほど、汗によってミネラルが流出すると記しましたが、ミネラルを摂り過ぎることでも体に不都合が起きてしまいます。

 


何にでも言えるのですが、不足にならないように、過剰にならないようにするのが全ての「健康の秘訣」と言って良いでしょう。

 

ミネラル過剰摂取の影響

ミネラルについて詳しく言えば、五大栄養素の一つがミネラルです。

 

他の四つ栄養素はタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンになります。

 


ミネラルが体に良いということから一時期ブームにもなりましたが・・・そう熱くなることもないでしょう。

 


一般的に、ミネラルを摂り過ぎると腎臓に負担を掛けてしまいますから、腎臓を患っておられる方は十分注意して摂るようにして下さい。

 

 

カルシウムの摂り過ぎで起こる病気

・腎結石
・腎機能不全
・心臓障害
高カルシウム血症

 

 

ヨウ素の摂り過ぎで起こる病気

甲状腺機能亢進症
甲状腺
・過敏症
・筋力低下

 

 

マグネシウムの摂り過ぎで起こる病気

・神経過敏
・不安感
・筋力低下
・高マグネシウム血症

 

 

鉄の摂り過ぎで起こる病気

・肝硬変
・心筋症
・糖尿病
・嘔吐

 

 

亜鉛の摂り過ぎで起こる病気

・腎臓障害
・神経障害
・胃腸障害
・頭痛

 

 

銅の摂り過ぎで起こる病気

・肝臓障害
・黄疸
・脳障害
・嘔吐

 

サプリメントからミネラルを摂る場合、1日当たりの上限量はありますが、普通に食事を摂っている方は規定値より多くなるようです。

 

ミネラル1日当たりの摂取量(mg/日)

● カルシウムの上限摂取量 
・男性 18歳以上 2,500(mg/日)
・女性 18歳以上 2,500(mg/日)

 

ヨウ素の上限摂取量
・男性 18歳以上 3,000(μg/日)
・女性 18歳以上 3,000(μg/日)

 

マグネシウムの推奨量
・男性 18歳以上 320~370(mg/日)
・女性 18歳以上 270~290(mg/日)

 

● 鉄の上限摂取量
・男性 18歳以上 50~55(mg/日)
・女性 18歳以上 40(mg/日)

 

亜鉛の上限摂取量
・男性 18歳以上 40~45(mg/日)
・女性 18歳以上 35(mg/日)

 

● 銅の上限摂取量
・男性 18歳以上 10(mg/日)
・女性 18歳以上 10(mg/日)

 


ミネラルは、食物を摂るだけで上限摂取量にまで達することはないと思いますが、サプリメントを利用する場合は摂り過ぎに注意して下さい。

 

 

 

必須ミネラルは汗と共に流れ出ても摂り過ぎない!

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暑い日が続いておりますが、熱中症対策は行っておられますか?

 

若い方は体力がありますから、ある程度は大丈夫と思われますが、子供さんや年配の方は水分の補給などは怠ることなく、十分体に与えるようにして下さい。


この暑さに、汗が滝のように流れている方もおられるようですが、汗をかいた時に体の調子が悪くなる方も少なからずいらっしゃいます。

 

暑さから食欲が無くなり、体力が低下していることも原因と言えるでしょう。

 

食欲がないことから、喉越しのいい素麺などの栄養が少ない炭水化物がメインの食事になっていることも、体力低下の原因の一つになっているかも知れませんね。

 

 

しかし、暑さに流れ落ちる汗が、体調不良にさせている原因の可能性があります。

 

汗をなめたことが殆どの方はあると思いますが、塩辛いですよね。

 

そうです、汗の成分は水分が98%、塩分が0.3%になりますから当然塩辛いです。

 

残りの1%強は、どんな成分かわかりますか?
実はミネラルなのです。

 

 

つまり、せっかく食事などから取り込んだミネラルが、汗に溶け込んでいるため流れ出てしまうのです。

 

ですから、汗としてミネラルが失われて行けば、当然体はミネラル不足に陥ってしまいます。

 


そもそもミネラルは体を構成する必須栄養素ですから、減って行けば何らかの不都合が体に生じても不思議なことではありません。

 

 

それでは必須ミネラルにはどんなものがあるか見てみましょう。

 

必須ミネラルとは

食事などで体に取り入れ、保存されたミネラルにはカリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛マンガンなどいろいろあります。

 

そして、各ミネラルが相互に作用し、体を正常にする働きがありますから、汗で流失するとミネラル不足になり、様々な障害が発生する恐れがあります。

 

 

汗で流失する必須ミネラル

汗として流失するミネラルは、体にどのような影響を与えるのでしょう。

 

● 鉄不足の影響
汗で流失するミネラルの中で、女性が最も気を付けるべきミネラルは鉄になるでしょう。

 

女性は毎月の月経により約17mgの鉄を失ってしまいます。

ですから、夏などに汗を沢山かくことにより、更に流失する鉄が増えて行き、貧血(鉄欠乏性貧血)が起きる可能性が高くなってしまいます。

 

また、心臓病や舌炎などが起こる可能性もあります。

 

カリウム不足の影響
・心臓発作や腎不全、関節炎、便秘などが起こる可能性があります。

 

● カルシウム不足の影響
骨粗鬆症や発育不全、不眠症、喘息などが起こる可能性があります。

 

マグネシウム不足の影響
心筋梗塞動脈硬化症、抑うつ症、不整脈などが起こる可能性があります。

 

亜鉛不足の影響
・性機能障害や慢性皮膚炎などが起こる可能性があります。

 

マンガン不足の影響
・性機能障害や神経痛などが起こる可能性があります。

 


以上は、必須ミネラルが不足することで起こり得る病気です。もちろん有害なミネラルも存在しており、過剰に体内に入ることで様々な障害が発生してきますから、必須ミネラルは適切に摂り、鉛やヒ素、水銀、カドミウムなどの有害ミネラルは排除するようにして下さい。